「はぁー、行って来ます」 「おぉ。廉は来ねぇのか?」 ドアを開けるときにお兄ちゃんに言われた 「廉君忙しいみたい。」 「そっか。・・・いってらっしゃい」 外に出ても廉君は居なくて、いつも繋いでいた右手が肌寒い。 「絢ぁーッ!!おはよ」 「ぁ・・・唯。」 そこには唯がいた 「なぁに?元気ないじゃん。」 「ん~、別に!」 私は無理やり笑顔をつくる。 「茂田大河」 「ぇ?」