天国の君へ



「私は取り返すの!」


美羽の中でなにかが切れた。


「おい!だれが取ったって?お?琢磨は物なんかぃ?お前は物にしか思ってないんかぃ?そんだけなんかい?ゴラァァァ!いいか?琢磨は物じゃねぇんだ。レキッとした人間なんだ。そんなお前にあーだこーだ言う資格なんてねぇんだ」