そして、今。 両親も弟も、まだ帰ってきてはいない。 赤く目を腫らした私は、顔と歯を磨いてからリビングに戻る。 冷蔵庫から適当に取り出し、ご飯と一緒に食べる。 パソコンを起動させ、いつものようにメールBOXを開く。 『ちゃんと眠れた?』 朝倉君からのメールだった。 『うん、それなりに』 簡単に返す。それよりも読みたいメールがあったのだ。