俺が秀吾とじゃれあってるうちに罰ゲームが決まったらしい。 「罰ゲームは鮫島と付き合う事!」 「頑張れよ色男~」 え?鮫島?鮫島ってあの同じクラスの鮫島りょう? いやいやいやいや!無理っしょ、無理だって。 「ハードル高えよ」 「いーや、奈穂にならできる!俺はわかる!」 まかせろとでも言うように、秀吾は胸を叩いた。 はっきり言ってハードルが高いどうのこうのが問題ではなかった。 この時、俺は鮫島に本気で恋をしていたのだ。