嘘とメールと夏休み



彼のことは好きだ。
私なんかにも優しくしてくれるし、まわりの男子みたいにふざけてるだけじゃない。やるべきことは、ちゃんとやっている。


けど、意味のないメールをして何が楽しいのだろう。
こんな考えしかできない自分が嫌いでしょうがない。
でも、その考えが間違っているとは思っていないのも事実だ。


これならいっそ、あの馬鹿に勉強を教えているほうがよっぽど有意義だ。