その日からメールのやり取りは頻繁になった。他愛のないことでも、メールを交わした。 もちろん、受験生ということは忘れていない。 朝倉君の家に荷物を取りに行き、勉強会をしようと言うと、自分でできるからと言われ帰された。 何様のつもりだと椎名君は帰り道キレていたようだが、やっぱり気まずいのは気まずい。 そのあとは、ふたりで勉強会をした。 そして、私たちの夏は終わった。