「とりあえず今は、ふたりでいようぜー」 「了解したー。あ、花火見ないと」 「そうだな」 バンバンと音を立てて鳴る花火。 赤黄青緑と鮮やかな花火。白く綺麗な花火。 本当にどれも綺麗で華やかで、その花火に見守られながら私たちは何度かの軽いキスをした。 「鮫島、超好き」 「うん、私も」 椎名君の匂いに包まれながら、花火を見た。