は?何、キス? 「キスされ…」 「何それ、ありえねえ」 ごめん鮫島、俺やっぱ朝倉を殴っちゃうかも。 ぐちゃぐちゃにしちゃうかも。 「いや、ちょっと違くて…。されそうになったけど、なんとか…みたいな?」 「どういうことよ」 「私もちょっと、気持ち揺らいじゃったけども…はははっ」 急に笑い出した鮫島は、立ち上がり境内を降りて行った。 「いやいや、ちょっと鮫島さん」 「ははっははっ!」 えー、ちょっと何この子。 重要な部分抜けてますけど。