私の記憶が戻るまで…


黙っていた慎が口を開いた。

「歩美、俺は別れるくらいなら、お前を殺して俺も死ぬ!!」

慎がハサミをポケットから取り出して、
こっちに向かって来た。

…あの夢と一緒だ。

慎は、壊れていた。

怖い。助けて―――…

「優――――!!」

私はそう叫んだ。