「きゃあ!」 台所でネギを切っていた蒼ママが、背後の気配に気づいて叫んだ。 「ちょっとお、帰ってるならただいまくらい言いなさいよね」 「あ…うん…ただいま」 蒼はふらふらと冷蔵庫の前にたどり着くと、麦茶の入った容器を取り出してコップに注ぐ。 「今日のお昼はそうめんだけど、いい?」 「あー、まだいいや…ちょっと昼寝する」 蒼は、コップに溢れんばかりに入ったお茶を無理やり喉に押し込んだ。 「今日は日差しが強いから。疲れちゃったんじゃない?」