俺様天使とのキスまであと指輪一個分。



学校と


友だちと


……けーくんと。


現実なんて……


非現実のほうが


もっと……


……



「はっ!!!!!」



気づいたらベッドの中で朝を迎えていた――

「いつの間にか寝ちゃったんだあ……うん…なんか暑苦しい」

何だか息苦しくて、蒼はくるりと寝返った。