「お前は俺を怖くないのか?」


「怖い…でも…信じたい…」


「蒼は俺のことを何も知らないだろ?」


「誰だって初対面は何も知らない。そこから、お互い少しずつ…知っていって強い絆が出来るんだって……私…信じたい」


蒼の真っ直ぐな瞳から涙が一筋、頬を伝った。

でも、それは悲しみでも恐怖でもない。

フレンのことを想う、熱い思い。



「じゃあ……俺も…お前を信じる……お前に全て賭けてみる」



フレンはするりとナイフを床に落とした。