右、左、とフェイントをかけ、ゴールと彼が一直線に繋がった――…… バァァァァン――――――ン! 蹴り上げたボールが鋭くゴールネットに突き刺さった。 「…………!」 豆粒にしか見えないほど遠くにいる彼の周りに吹く風を、蒼はふわりと受けた気がした。