いつ黒い鎧の奴らが現れるかもしれない。 いつ襲ってくるかもしれない。 蒼は部活の子に危険が迫ることがないように、ソフトボールに集中しつつ、周りの気配にも注意していた。 「はああ……」 それがどんなに大変なことか――…… 「今日はなんか元気ないよね? キャプテン」