どうやって帰って来たか、 その前にどうやって学校で過ごしていたかなんてわからない。 ただ、皇のお父様が私の元にきて、 “約束の日”の忠告にきて。 …ただ、それだけだったはず…。 たぶん。 ずっとボーっとしていた。 そしていつの間にか、家に帰っていた。 「…っ、もう明後日なんだ――――」 約束の時は、刻々と近付いている。 『3年だけ、私に時間をください』 ―――そう言ったのは、私だ。 守らなきゃいけない。 だけど。