『…あぁ、それを決めるのは君じゃない。 …うちの愚息【ぐそく】だ』 『…』 『だが、奴は君に相当惚れこんでいるようだ』 『…っ』 『そう簡単には放さないだろう、君を』 離さない、か…。 もしも、 …もしも本当にそうだったらいいのに…。 そうだったら本当にどんなに嬉しいか…。 一生、皇と一緒に居たいよ…。