そして、その日から 蛍は毎日のように図書室へ やって来た。 蛍の天然トークを聞いていると悲しい気持ちが いつの間にか消えてゆく。 あんなに蛍を警戒していたのに 何故か笑いが込み上げてきて 「ふふっ。 蛍って面白いね」 と、蛍に微笑むと 頬を赤らめて彼は私を見る。 「…やっぱり弥途は笑うと、 すごく可愛い」 「えっ///」 「あはっ。 照れてる弥途、初めて見た」 そう言って 無邪気に笑う蛍を……不覚にもカッコイイと思った。