「…にしてんだよ。」
聞き覚えのある声にふと顔をあげると、心配そうな顔がそこにはあった。
あげは「どうしたの?」
「どうしたのじゃねーよ。ケータイ見てみろ。」
キツい口調で怒ってるみたいだけど本当はすごく気を使ってくれてるのが分かる。
彼なりの思いやりだろう。
あたしは彼の言う通りポケットから真っ黒のケータイを取り出す。
ん?
あげは「17時〜〜〜!?」
「うるせ。」
あたし何時間泣いてたの!?
最後の方はもう涙出なかったけどさ!!
10時間も泣いたらそりゃ涙も枯れるわね。
「皆心配してんだよ。俺はお前のケー番知らなかったから探してた。」
よく見ると彼の額にはうっすらと汗が滲んでいた。

