「くっ…ふぅ……ッ」
気が付けば人の誰も居ないガランとした公園のベンチで一人泣いていた。
少しだけ… 少しだけ泣いたらあたし強くなるから。
今だけ弱い自分で居させて…。
人に想われるのがこんなに辛いと思わなかった。
想い続けるのはすごく辛い。
それはよく知ってる。
でも、想われるのもこんなに辛いんだね。
恋する気持ちを知ってるあたしは皆の気持ちも分かるよ。
だから無下に出来なくて逃げ出してごめん。
ひとしきり泣いたら…
涙が枯れたら…
また前を向いて歩きだすから。
冬の冷たい風があたしの痛む心をチクチク刺していく。
痛いよ、何よりも痛い。
失恋した時よりも痛いかもしれない。
それでも乗り越えるしかない。
皆が
あたしが
新しい恋に踏み出せるように――。

