あたしが叫んだとほぼ同時に奴らが銃を取り出した。
一、二、三………十…か。
桜華幹部が六人、兄貴等二人、騎士、汰斗でトータル十。
あげは「一人ずつ相手しろ。
銃慣れてない奴は終わったらすぐ逃げろ!」
「「「「了解!!」」」」
と言ってもなかなか勝負は付かない。
相手は出したは良いもののまだ銃を使ってねぇし。
後のも多分組の奴だからゴツい。蓮達も結構苦戦してるっぽい。
__ガンッ
不快な音に横目で見ると
あげは「風……ッ!!」
風が腹を押さえて倒れていた。
くそっ…!
あたしの声に気付いた爽が慌てて風の元へ飛んでいく。
あげは「爽、後ろ…ッ!!」
爽「ぇ?」
__ダンッ
二人が寄り添いながら倒れていた。
慌てて下っ端が運びに来てそのまま端の方で待機しているみたい。
何でだよ…ッ!
悔しさと怒りで二人をやった奴らに殴り掛かる。
あの時の記憶を振り払うように力の限りを拳に詰めて。

