遠恋~君と恋をした日々~

「貸すものなんかありません!てかもうお父さんじゃないし!あたしたちは赤の他人なんです!帰ってください!!」


頑張った!


逆らえなかったあたしが、お父さんに反発した!


「しょーがねーな、また明日来るから!」


はぁ~!?もう来ないでください!!


ぜぇ~たいもうピンポン押されても出てやんないんだから!


その日はなにもなく、お父さんは帰っていった


よかったよかった


でも、あたしは知らなかったんだ


父が何を考えてるかなんて、知らなかったんだ


知りもしなかった。知りたくもなかった


あの日、あたしが出なければ


あんなに気持ちが高ぶらなかったら


そしたら今あたしは笑って過ごせてるはずなのに・・・