小学6年生の時・・・


「咲希!告白しに行くんじゃなかったの?」
「う―――ん。そうなんだけど、恥ずかしいよぉ」
「桜庭どこ行った!?」


まわりのみんなはあたしと桜庭をくっつけるために必死だった


桜庭と言うのは、あたしの小学3年生から好きな人


小3からずっと片思いしてきた


桜庭は、ルックスが良くてスポーツができる人


大好きなサッカーをするために、隣町の中学へいくから、


あたしたちは今日であえなくなるだろう・・・


ずっと好きだったことを周りのみんなは知ってるから、


くっつけるのに必死ってこと



「いたっ!咲希行きなよ」
「やだぁぁ!やめてぇぇぇぇ・・・」


あたしは強く拒んだ


ずっと好きだったんだもん。振られたらあたし立ち直れないよぉ


あたしの目にはうっすらと涙が溜まっていた



どうしよう・・・行っちゃう・・・・


サッカーで忙しいから、もう帰っちゃうのかなぁ


「・・・やだよ」


とうとうあたしはなにもいえずに、ここを卒業した