遠恋~君と恋をした日々~

「咲希・・・行こ?」


・・・あたしの人見からは自然と涙が流れた


「・・・妊娠」
「え・・・?」
「妊娠だけは絶対いや。それだけはお願い!」


あたしの処女なんて、小2でなくなってるんだ


処女じゃなければ誰とでも寝れるなんて考え、あたしにはなかったの


誰とでも寝れるなんて・・・出来ないのに


でも、桐谷君には逆らえない


結局あたしは、あの頃のままだった・・・


誰か助けて・・・あたしを彼から引き離して


そして、あたしを愛して・・・・


「ふふふ~ん」


後ろで涙を流しているあたしとは裏腹に、桐谷君は鼻歌を歌っていた・・・