遠恋~君と恋をした日々~

「ねぇちょっと!どこ行くのよ!」
「あーもう、そんな怒るなって。かわいくねぇぞ?」
「可愛くなくて結構」


もう桐谷君とはかかわりたくないの!


なのに・・・なのにどうしてあたしは、今桐谷君といるわけ!?


まぁ昔のこと話されたくないからだけど


あとっ!あたし一人じゃないし


問題児女も一緒だしね!


でも、こんな金髪や茶髪の中に居たらあたし・・・華のない顔だよぉ


「ここ、ここっ!」
「・・・ありえない!こんなとこ入るわけないでしょ!!」


彼があたしを連れてきたのは、ラブホだった


ラブホなんか初めて見た!


こんなとこ・・・凪としか来たくないのに!


何であたし今、こいつといんの?


「やだぁ、真琴さっきしたばかりじゃない」


・・・なんですと!?


さっきしたばかりって・・・学校でしたわけ!?


「・・・本当に」
「・・・え?」
「あんたたちって本当に最低!」


あたしは、桐谷君の手から自分の手を離して、早歩きをした