遠恋~君と恋をした日々~

友香ちゃんたち3人が席に腰を下ろした


凪の隣はやっぱり友香ちゃんで、実感した。友香ちゃんは凪が好きなんだって


でも気にすることなく、あたしは凪と話していた


「凪のクッキーもう一つちょうだい?」
「いいよ。食べな」


ケーキを食べ終わっていたあたしは、凪と話す機会を作るためにクッキーをもらった


「やっぱりこのクッキーおいしい」
「うん。クッキーってあまり食べないんだけど、ここのなら食べれるよ」


凪の満足そうな顔を見て、笑みがこぼれた


「飲み物なくなっちゃったね。取ってくる」


この場所を離れたいために、ジュースを早く飲んだ


「俺も行くよ。ちょうど喉かわいたし」


凪も席を立って一緒に飲み物を取りに行こうとした時、友香ちゃんが話しかけてきた


「2人ともどこいくのぉ?」
「あっ、ジュースとりに行くの」
「そーなんだ。あたしもいっていい?」


予想もしてなかったその言葉に動揺を隠せなかった


手に持ってたコップを床に落とした


―――ガシャン!