「きゃ――――!!すごーーい。洸がんばれ――――」


あたしの隣で莉那がすごい歓声を上げている


本当に1週間凪と会わなかった・・・


でも、毎日メールしたり電話したりした


会えなくても、それだけでも心は満たされた


凪の声を聴くだけで、凪からのメールを見るだけでこんなにもあたしの心は満たされる


会える日は、幸せでいっぱいなんだ


「咲希!咲希!凪君ボール持ってるよ!!」
「えっ!うそっ!!どこどこ」


凪を探すなんて朝飯前


どれだけ隣で凪を見てきたか


どれだけ凪を思い出したか


世界中のどこにいても、凪を見つけれる自信がある


気持ちが変わらなければ・・・・


そして、どれだけこの試合を見たかったか


いつも願っていた。凪の大好きなサッカーをあたしのためにしてくれてる


こんなに嬉しいことはないと思った