天然オばか姫の恋*。+②





「本当は離したくないところだけど、真紀が呼んでたから行くぞ。」

「え?真紀ちゃんが?」




なんだろう……。

そして私は蓮に腕を引かれて、真紀ちゃんのもとに向かった。





――――控え室。




ガチャッ




「沙紀っ!」

「う゛、真紀ちゃん苦し……。」




真紀ちゃんは、私が部屋に入って早々抱きついてきた。




「あら?あたしが沙紀に抱きついてるから機嫌が悪いのかしら?蓮。」





明らか不機嫌オーラの蓮。