「もうっ!なんでもっと早く起こしてくれなかったの!?」 私は急いで制服に着替える。 「別に学校なんて行かなくてもいいだろ。」 「だめっ!蓮、仕事は!?」 「ん~。今日は午後から。」 ん――っと、それじゃ蓮は学校いかないんだね。 「じゃあ、先行くから!」 私がドアを開けようとしたその時――――― ギュッ 「ちょっと!蓮!私学校行かなきゃいけないの!」 蓮が後ろから抱きしめてきた。