十五の詩




 公私両方の側面でスフィルウィング家が関わって来ることになろうとは──。

 ユニスの表情を見てイアンがからかうように言う。

「それはそうとお前さんは息抜きはしてるのか?女遊びのひとつでもしてみたらどうだ?」

「──」

 ユニスは真顔でイアンを見た。

「何だ?」

「いえ…」

 女性で遊びたいと思ったことはありません、とユニスは答えた。

 どう受け取ったのだろうか。イアンは「慣れておかないと女は怖いぞ」と苦笑した。

 ユニスはその場ではイレーネとのことは話さずに、「リオピアに行ってこれをノールに渡して欲しいのです」と手紙を取り出した。

「アレクメスだけでは把握出来ない事が起こっています。手紙を渡せばノールが指示を出すはずなので、それに従ってください」