十五の詩




「そうだね。精霊がわるいわけじゃない。人が綺麗なものを前にして嫉妬するからいけないんだと思う」

『嫉妬…。嫉妬はいけないことですか?』

「いけないことかはわからない。醜く感じることはある」

 少し会話しただけなのに深いことを話している気分になる。

 イレーネはリスの姿のユリエにふれると、軽く両手に抱いた。

 自然は無垢だ。

 こちらも無垢な気分にさせられてしまうくらいに。



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