十五の詩




「…そう」

 その気持ちはユニスにはよくわかった。

「私はノールの髪、好き」

(ああ)

 その言葉だけで──。

 ノールの胸にじんとした思いが込み上げてきた。

 ユニスがノールの手をとる。ふたりの間にそれ以上の言葉はいらなかった。



     *



「──龍騎士を探す…?」

 ノールがここを訪れたわけをひととおり聞いて、ユニスは困惑した。

 先刻訪れた囚人の塔──その中の空気はユニスにとってはあまり身体にいいものではなかった。

 ノールがユニスを力づけるように言う。

「ご安心を。私がユニス様について参ります」

 ノールの言葉は、腹の底では何を考えているのかわからない宮廷官吏の上辺ばかりの言葉よりも、ユニスには心強いものだった。

 ノールの眼差しを見て、これは己のすべき事なのだと悟る。

「ありがとう…ノール。力を貸して」



     *