「綾~。今日はもうここら辺にして、もう帰った方がいいよ!」




この先輩は橋本麻美先輩。



マミではなくアサミ。




サッカー部のマネージャー。




ちなみに、マネージャーはあたしと麻美先輩しかいない。




「はいっ。これだけ終わったら帰ります」




「綾は偉いなぁ~こんなに頑張って。暗くならないうちに帰りな?あっ!綾には松井がいるから大丈夫かぁ♪」





「麻美先輩!そんなんじゃありません!」




「またまた~毎日、帰り、送ってってもらってるでしょ~」





そう、あたしは毎日、亮介くんに送ってってもらってる。




たぶん、あたしが女子だから心配なだけなんだろうけど、あたしにとってはすごく幸せな時間。