「いいよ。早瀬で。女子の名前、呼び慣れないんでしょ?」






あたしが、下の名前で呼ばれる理由なんてないしっ!






綾が呼ばれればそれでいい。






「わりぃ…」






「気にしないで。その代わり、綾のことは名前で呼んであげて♪」







あたしって超親友想い♪




「あぁ」






「それと、保健委員、よろしくね」






「こちらこそ」






亮介は笑った。





ドキッとするような笑顔で……