*。°*はつこい*°。*

「黎~おつかれっ!よく思い付いたね~」




応援席に戻ると綾が言った。




「クリオネとか…生徒会のやつ…死ね…」





マジで!





何考えてんの!?





まぁ、クリオネの画像で、オッケーもらったからいいや。





「あ、次。翔くん走るよ!」





綾が言ったのでグラウンドに目を向ける。





そこには、スタートラインに立ってヒラヒラと手を振る翔。





こっちを見ていて、気をとられていたのか、スタートが遅れた。





「あ、翔くん…」




綾が心配してるじゃないか!