初恋は…お医者さんだったはずなのに。

竜太side

結葵のお母さんが帰ってこない。

娘の死を受け止められないのか…

と思いつつも、俺は院内中を探し回った。

グルグル…

屋上はないと思ったが一応行ってみることにした。

ぎぃー…

そこには、お母さんが風を受けている姿があった。

母「あら…」

それ以上は何も言わない。

『結葵ちゃん。さっき息を引き取られました。』

母「そうですか…」