初恋は…お医者さんだったはずなのに。

私の手は、竜太先生の頭の上に…

竜「えっ……」

『竜太先生は悪くないの…悪いのは私たちが生きているということ…死後の世界なんてわからない。でもおばあちゃんは自分で行ったんです…それって本当にやり残したことがないからいくの…おばあちゃんがやりたかったこと…先生は全部叶えてあげたんですよ…』

場が静まる。

そしてすすり泣く音が静かに聞こえる。