その後の掃除は、
まったくできなかった。



心のモヤモヤがとれなかった。


掃除中、ずっと泣いてた。



いろんな人に迷惑かけた。



石黒先生にも迷惑かけて。



掃除が終わってからの窓閉め…。



いつも通りだった。



でも…




「どう?まだ気持ち悪い?」

「ん…精神的に…?」

「え?何て?」

「んーん…何でもない…よ」


でも、
アタシの目には涙が溜まって…


先生の前で泣き崩れた。


「大丈夫?」

「多分大丈夫…」

「泣いてるってことは大丈夫じゃない…よね?」



そう言って、
先生はアタシの顔を覗き込んできた。


「…ごめんなさい…」

「いや、いいよいいよ」




ああ…
先生にも迷惑かけちゃった…


死んだほうがいいのかな…

もうやだよ…