学校に行くのが憂鬱になり始めた頃に

臨海学校のお泊りに行くことになった。

班は最悪だ。

私をいじめていた子たちがわざと

同じ班にしたからだ。

だけど、行かないわけにはいかなかった。

お母さんは学校でも仲良くやっていると

思っていたから。

早く気付いてよ!私こんなに辛いんだよ?

でも、願いは届かなかった。

そして、いつもと同じように陰口を

言われながらも無事に終わった。

学校で起きるいじめは、いつもの事だと

感じられるようになり気にしなくなった。

「まだ来てるよー。よく学校に来れるね」

「だよねー。まじ気持ち悪い。」

・・・勝手に言っとけば。

そんなことはもう気にしなくなり、

笑うことさえ忘れていった。