まゆが亡くなる1週間前




8月5日



終末期という


亡くなる準備を宣告された時期




まだまゆは笑顔だった



「まゆ、暑くないか?」


「大丈夫~」


病気のためクーラーが使えないらしい


だから俺は頭を撫でながらうちわを扇いで体温調節させてます



「ありがと、
もう大丈夫だよ」


「お、そか」


繋いだ手は離さない


まゆの残りの人生、

何もしないままなら
ずっと手を握ってたいんだ