きせき


「はぁー……」

結局それから何度も、あけちゃんに“スマホチラチラ”を指摘されながら1日を過ごして、家に帰ると何だかグッタリと疲れていた。

ふかふかのベッドに横になって、ファッション雑誌に目を通しながら、口から出るのはやっぱり大きな溜め息で……。

いかん。
また溜め息吐いちゃった。

溜め息を吐くと、妖精さんが3人死んでしまうという噂を聞いたことがあるけれど。

もしそれが本当だとしたら、ここ数日の私は妖精さんの怒りを相当買っているに違いない。

「……」

そんなくだらないことまで考えてしまう。

それくらい、気が付くとまたスマホをパタパタさせながら、溜め息を吐いていた。

「もー、ダメだっ! 気分転換!!」

読んでいた雑誌をベッドの上に放り投げて起き上がると、そのまま足早に、バウの小屋に向かった。