きせき


「美青ー」

「なぁに?」

天井を仰いだまま声をかけた俺に、美青の素直な返事が返ってくる。

「好きだよ」

「……」

「ん?」

急に何の反応も示さなくなった美青に視線を落とすと、そこには、真っ赤な顔で俺をじっと見上げる美青がいて。

「私も大好き」

「おー……」

あ~……。

こんな状況でも平静を保っている俺ってスゴイと思う。

まぁ、今のは自分で撒いた種だけど……。