きせき


ムッとする私をオズオズと見る、失礼な男・宮崎航太は、恐る恐る「では、何学生デスカ?」なんて言葉を口にする。

「大……学生」

悪い事はしてないし、嘘も吐いていない。

なのに、宮崎航太のあまりの驚きように、思わず尻すぼみな言葉になってしまう。

「……“大学”?」
「うん。21歳」
「……」
「……」

だからさ、なに!? この沈黙!!

多分、ちょっと古いマンガだったら頭上に“しーん”とか書かれているであろうこの状況。

そんな長い沈黙の後、宮崎航太は――更に驚くべき言葉を口にしたんだ。