きせき


トーゴとの親善試合。

その日私は、スタンドからピッチの上で楽しそうに試合をする航太を見ていた。

もう何年ぶりだろう……。
キラキラとした瞳で真剣にボールを追うその姿に、やっぱり私の胸はどうしようもなく、ときめいてしまうんだ。


そしてゴールの瞬間――……。

観客席をゆっくりと見回した航太が私を見つけ、空高くその拳を突き上げて、

ゆっくりとその手を開くと、眩しそうにそのキレイな瞳を細める。

それはまるで、あの頃のリプレイを見ているようで、私の視界を、ほんの少し滲ませた。