きせき


「……む」
「“む”?」
「いえ、こっちの話」

だって、笑顔がすっごい可愛かったんだもん。

だから何だか恥ずかしかったんだ。

けれど、動揺する私をよそに、クスッと笑った彼は、そのあと耳を疑うようなとんでもない言葉を口にした。

「美青ちゃんってさ、何年?」
「……なん? えっと、“何年”って?」
「……」
「……」

その質問の意味がわからず、目をパチパチとさせながら宮崎航太を見つめる。

すると彼は少し不思議そうに首をかしげたあと、

「えっと……高校、何年生?」

そう言い放った。