きせき


「……ワケわかんねぇ」

晴れ上がって、星が光る空を仰いだ俺は、小さくそう呟いた。

手の平に残されたのは、今の美青と俺を繋ぐ小さな紙切れ。

「……」

連絡は、できない。

でも――……

“美青と繋がっている”

そう思うだけで心が軽くなる俺は、未だに美青のことが好きなんだと思った。

「そりゃそーだよ。……あんなに好きだったんだから」

静かに吐き出された俺の本音は、サラサラと流れる水音にかき消されていった。