きせき



――やっぱり彼は、宮崎航太。

昨日バウを助けて、私に泥んこジャージを放り投げた、宮崎航太だった。

サッカーは、よく分からない。というか、全く詳しくない。

――でも彼のすごさは、解る。

ううん。

“解る”というよりも、肌で感じる。

彼のプレーに、

その場の空気に、

どうしようもないくらい、鳥肌が立ったんだ。