きせき


やっぱり、何だかよく解らない。

笑われた意味も、スーツの兄さんが言ってた言葉も、私がここにいる意味も。

「うーん……」

――ずずずず……。

スーツの兄さんが言っていた通り、わざわざ私の所まで係員さんが持って来てくれたオレンジジュースを啜りながら、頭の中の“??”を取り除こうと試みたが、どうやら無駄だったようで。

「はぁ……」

小さく溜め息を洩らした私は、せっかくだからと、相変わらずすさまじい歓声が向けられるピッチに視線を落とした。