「はぁー……」
「美青、また溜め息ついてる」
「あぁっ!! ごめん!! つい……」
航太の部屋のベッドの上で、裸のまま頬杖をついて私にそう言った航太を、慌てて見上げる。
「そんなに気持ち良かったの?」
その私の慌てようを見て、クスッと意地悪く笑う。
「ち、違うから!!」
「おい!! 違ってもそんなハッキリ言われたら傷付く!!」
「あっ!! 違う!! えっと、その……気持ち、よかった……けどっ!!」
「……ふ~ん」
慌ててよくわからない訂正を口にした私を、何やら満足そうに眺めた航太は、私の髪を優しく撫でて、
「可愛い」
そう言って、目を細めて笑う。
「なー、美青?」
そのまま、ちょっとだけドキドキしてしまった私を後ろから抱きしめて、首筋に顔を埋めた。
「なに? ねぇ、くすぐったいよー!」
首の辺りに感じる航太の髪の毛がくすぐったくて、クスクス笑う私。
そんな私に、航太が投げかけたのは、
「俺に、何か隠し事してるでしょう?」
思いもよらない質問だった。

