きせき


「ん……っ」

「美青……声もっと聞かせて」

航太の指で、そのキスで――……

私の体がどんどん熱くなる。

さっきまでは熱く感じた航太の指先が、火照る自分の体温と、同じ温度になっていく。

それを感じた私の胸が、ギューッとなって……。

「美青、ごめん。俺、全然余裕なくて」
「……」

「優しくできねーかも……」

少し苦しそうな呼吸と表情でそう言った航太の首に、腕を回してギュッと抱きついた。

「すき」

「……俺も、好きだよ」

私の体に重なる航太の体温と、その体の重さを、本当に心地いいと思った。

この人が心の底から大好きだって、

もう二度と、こんな人には出逢えないって――……

本当に本当に、そう思ったんだ。