きせき


第3戦。

湧き上がる大きな歓声のど真ん中で、航太はとても楽しそうにプレーをする。

「すご……」

ゴクリと息を呑みながら、思わずそんな声が漏れてしまう。

「ホントだね~。航太君の特攻隊長っぷり、半端ないね。相手の選手可哀想に……」

すっかり私の観戦パートナーとなったあけちゃんが、隣で苦笑いをしながらそう呟く。

試合は既に後半、残り5分を切っていて、日本の怒涛の攻撃により、重ねた得点は4点。

うち……3点は、航太が決めたものだった。

「はぁー……。航太、ハットトリックって」
「どんだけ気合入ってんだか」

本当に楽しそうにプレーをする航太は、楽しそうながらもきちんと仕事はこなし、前半・後半合わせて3得点。

ホント、どんだけ気合入ってんのよ……。

思わず笑いがこみ上げた。